旭川の東光の地に園を構えて、当園も20年を迎えました。
　子どもをめぐる事件や事故で、子どもの置かれている状況が世間の注目を浴びるたびに、新たな法律や制度が出来て、園の創立の時代とは保育そのものが変わってきています。そこに加えてコロナ禍があり、保育園も何度も立ち止まり保育について考えされられる部分がありました。そして、園が足りない世の中から、少子化へ向かう世の中へと子どもたちが置かれている環境がさらに変化し続けています。

　わたしたちの園は、時代がどのような状況であっても、何より毎日の保育に力をいれています。保育は何気ない日々の積み重ねですが、その毎日こそが将来そのお子さまの人間力の源になると信じているからです。また、ホームページにも載せていますが、行事も毎年、様々に工夫しています。完成度も目標のひとつですが、そのことより個々のお子さまの成長に寄り添い、その子なりのステップアップにつながることが大切だと思っています。行事で活躍するお子さま、行事に参加することがひとまず大切なお子さま、園には様々なお子さまが通っています。ひとりひとりのお子さまが行事を通じて何かを得ることに結び付いたら嬉しく、おうちの方にもその成長が伝われば良いなといつも工夫してくれる園のスタッフを誇りに思っています。
　町の端っこにある園ですが、地の利を生かして、外遊び中心に、春夏秋冬、お散歩や公園巡りをしています。着実に体力が増して、皆元気に小学校に巣立っていきます。お子さまのもつ人間力を保育園でしっかり羽ぐくめる(育める)よう、ご家族の次に信頼される存在として保育士が寄り添えますよう皆で心掛けています。

　職員一同、保育園で皆様をお待ちしています。